自分の心の中に恐れがあるからと言って、他者を疑ってはいけない。
自分についてくる影を恐れるものは、陽の日差しから目を背ける者だ。
陽の光はとても明るく公平だから、背を向けて、影を恐れる気持ちに捕らわれる。
大義があると思うかもしれない。
合理性があると思うかもしれない。
それが政治だと思うかもしれない。
しかしそれはすべて、自らの影を怨みの目で凝視し、怒り、闇に吠えることだろう。
私は世界を怨んでいるから、その眼差しで世界を見るから、すべての世界は私を怨んでいるに違いない。
われ善しの心 を手放すならば、わたしは被害者ではないし、あの人も加害者ではない。
わたしもあなたも傷付け/傷付けられている哀しい1つの影だろう。
わたしはまず、わたしの握りこぶしを解くことを学ばなければならない。
それからその開いた手のひらで、まばゆい日差しを遮りながら、あるべき方向に顔を向けねばならない。
ただそれを願います。
2025年6月15日 鈴木智
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