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作者コメントの記録

マンガワンのアプリ内で配信された「作者コメント」の記録です。
毎回、結構一生懸命考えてコメント作ってます!


【2022年6月2日 / 2章20話(後編) 配信時コメント】
こんにちは。 作者の鈴木です。 二章・第二十話(後編)はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今回は、所謂「モブ」と呼ばれる『無名の人々』が活躍するお話となりましたが、前々から「みんなが各自の特技や経験(特に職業的なもの)を活かして闘うシーン」を描いてみたかったので、作画量的には大変でしたがとても楽しく原稿が描けました。特に、お世辞にも二枚目とは言えないユニークな風貌のオッサンたちが活躍するシーンは描いててもシャーペンの滑りが良くテンション上がるところを見ると、自分もいいオッサンになったんだなぁと苦笑してしまいました。この後もまだしばらくアクション回が続く予定ですので、より素敵な『オッサンたちのドヤ顔』(←いい意味)を原稿にねじ込んでいきたいと画策しています(笑)。 あと、今回のちょい足しは『名も無きイイ顔したオッサン達』にフォーカスした内容となっていますので、宜しければこちらもお楽しみください!
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【2022年5月19日 / 2章20話(前編) 配信時コメント】
こんにちは。作者の玉野です。二章・第二十話(前編)はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今話で出てきた、ちちくろうさんの奥義・【ナ無三(無気力・無関心・無関係)】ですが、私は会社員だった頃よくこの技を職場で使ってました。自分が働いていた会社には色々なタイプの人たちがいて人間関係がちょっぴり面倒だったため、当たり障りなく働こうと判断し、言われたことを黙々と作業してました。 しかし入社して半年ほど経った時、【ナ無三】状態だと仕事がとてもやりづらい事に気が付き、何か良い解決方法がないかと思った所、社内で一番立ち振る舞いの上手い先輩が近くにいたので、その人の行動をよく観察してますと上司たちの行動を先読みし、また人がやりたがらない仕事も率先して受けている事に気が付きました。私はそれを見て、なるほど人間関係を良好にするにはそういう事が必要なのかと見習い、私も少しずつ実践した所、徐々に仕事がやりやすくなって来た事を今でも覚えています。 今は漫画家になって仕事で人と関わることも格段に減りましたが、それでも他者と関わるのは何かと面倒な事もありますので、時には【ナ無三】状態で、また時にはオープンな態度でうまく切り分けながら人と関わっていこうと思った次第です。


【2022年5月5日 / 2章19話 配信時コメント】
こんにちは。 作者の鈴木です。二章・第十九話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今話から久々のアクション回が始まりましたが、「多摩川の合戦」ではこれまでと違い、主要キャラだけではない民間人も交えた大規模な闘いが描かれる予定です。来迎國ではもともとこの様な大勢の集団での闘いを、それも正規の兵士(軍人)による闘いではなくそういったことと無縁に生きてきた市井の人々が闘う物語を描きたかったのですが、30話近く積み上げてきてようやく準備が整ったという…(笑)。 描きたい事は膨らむばかりですが作画量も膨らむばかりなので、不安と焦りも膨らむばかりなハッピータイムとなって参りましたが、頭の中でグツグツと浮かぶイメージを簡易化したり誤魔化したりしないで全てクリアに描き切れる様アホになって原稿に向かう覚悟ですので、(いろいろと難航しそうですが)多摩川の合戦の結末までどうぞお付き合いください! あと、今回のちょい足しは金色の鎧のブッダ面四ツ手について書きましたので、宜しければこちらも本編と併せてご覧いただけますと幸いです。
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【2022年4月21日 / 2章18話 配信時コメント】
作者の玉野です。 二章・第十八話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今回の原稿作業中にふと【気質】は自分の運命にどこまで影響を与えるのかと思いました。 今話の中での才の振る舞いのように、現実の社会でもその人の言動1つでその場の雰囲気をガラリと変えてしまう人たちがいて、そういうのは無意識に行動した結果だと私は思っています。 そして、その様な行動は生まれ持った気質と関係していて、その気質はその人の運命というものまで左右しているのではないかと思いました。 僕は子供の頃にとても憧れていた漫画家さんがいて、その人のようになりたいと思っていましたが、漫画を描いても描いても全然その人のようになれず、30歳を超えてからその漫画家さんと自分の方向性、つまりは【気質】がそもそも違う事に気が付きました。 人にはそれぞれの気質があり、それが作品の個性に繋がってる事に気づいてからは、 自分も自分の気質に合った作品を作るべきだと思いました。 この気質というのは漫画の個性に限らず、その人の人生にも『それぞれ固有の役割』を 与えているんだと思います。 その役割を全うするのがいわゆる運命なのではないかなと勝手に解釈しています。
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【2022年3月24日 / 2章17話 配信時コメント】
こんにちは。 作者の鈴木です。 二章・第十七話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 前回からすごく申し訳なく思っていた事がありまして、今回この場を借りて告白させて頂こうかと思います。それは、『自衛隊のキャラクター』をある面で主人公たちの引き立て要因として描かざるを得なかった、という点です。来迎國は一種の戦争漫画ではありますが「ミリタリーもの」でもないし、「自衛隊もの」でもないので、主人公を立てるために「お話のテーマに合致する要素」を取り入れながらストーリーを作っていますが、2章後半の流れでは自衛隊(と在日米軍)の存在を描いた方がテーマが分かりやすくなるため、今の様な展開となっています。しかし、(断言できますが)実際の自衛隊の方々はもっと優秀だし的確な判断力と行動力を有しているので、本職の方が最近の原稿を読まれたら極めて不愉快に思われるのではないかと想像し、オロオロしながら原稿を描いていました。自衛隊の皆様、およびご家族・関係者の皆様、どうか所詮はその方面の素人が考えた妄想だと笑い飛ばしてご容赦くださいませ。この展開、もう少し続いてしまいますのでホントにもう、スミマセン…。 なお今回出てきた『シルバー・コード』というのは架空の設定で、実在致しません。この設定についてはちょい足しの方に詳しく補足を書きましたので、ご関心のある方はそちらもご覧ください。
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【2022年3月10日 / 2章16話 配信時コメント】
こんにちは、作者の玉野です。 二章・第十六話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか。 最近、原稿の仕上げ方法(着色)に関して大きく変化した点があります。 それは、立体感を強く出しスッキリとした印象の仕上がりになるように色の塗り方を変えたという点です。 3話前の公威の回想回(2章第13話)以前は、水彩絵の具で塗るように「筆を重ねて色のムラを作って物の質感を表現する」ことに重きを置いて塗っていたのですが、回想回以降は「白と黒のコントラストを強くつけてモノの立体感を強調する」ことに重点を置くように切り替えました。また、微妙な色の変化(濃淡)を「色ムラ」ではなくグラデーションで表現するようにしたことで、画面に以前より深い空間が生まれスッキリと綺麗な印象になったかと思います。 色々と実験を重ねて発見した仕上げ技法だったので、自分にとって1つの技術的なブレイクスルーになったと感じました。今後もいろいろ実験しながらよりイカした技法を見つけていけたいと思います!
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【2022年2月24日 / 2章15話 配信時コメント】
こんにちは、作者の玉野です。 二章・第十五話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか。 私は今回の原稿制作に入る前に本棚を1年ぶりに整理しました。本が雑然と並んでいた事がきっかけですが、自分の今の心境に合わせて1番好きな本をどこに置き、2番目に好きな本をどこに置くのかを考えて整理した所、1年前とは違う所に本をほぼ配置している事がわかりました。整理後、本棚を俯瞰して見た時に今自分がどういうジャンルが好きでどういうテーマの本を大事にしているのかが、とても明確になりました。と同時に、友人が自分の家を訪ねてきた時に本棚を見られると、趣味や今ハマっているモノが全てバレてしまうと感じたので今後はなるべく人が来た時には本棚に布を被せておこうと思う、そんな1日でした。
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【2022年2月10日 / 2章14話 配信時コメント】
こんにちは。 作者の鈴木です。 二章・第十四話はいかがでしたでしょうか? 前回に引き続きの「答えの無い問題」ついて。現代では「掃除」と言うものはすこぶる人気がない様に感じます。それは、掃除と言うものが本質的に「答えの無い問題」だからではないでしょうか?こうしたらもう二度と掃除をしなくて済む、とか、このソリューションなら掃除がキッパリ無くなる、とかいう事が出来ない。生きている限り掃除を繰り返す必要があります。問題の緊急性を一旦鎮めたら、再び問題になって来る頃合いを見計らってまた鎮める。それを延々と繰り返す。この「鎮める作業を営々と繰り返す」という手順に、私は感動します。この行為様式は、古くはある種の『儀式』と呼ばれていたものではないかとも思います。解決不能だが向き合わざるを得ない問題に出くわす時、私たちには相応の『儀式』が必要となる。それは、問題の解決を目指すのではなく、敢えて長い時間の流れの中に転移することで、それを受け入れ可能な程度にまで鎮めながら『その問題と寄り添って生きていく事』に耐えられる様にしてくれるのだと思います。そういう取り留めの無い事を、部屋の隅に溜まったホコリを掃除しながらあれこれと考えていました。
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【2022年1月27日 / 2章13話 配信時コメント】
こんにちは。作者の鈴木です。二章・第十三話はいかがでしたでしょうか?
とても受け入れられない様な出来事に出会うと、とても重くて固い「念(おもい)」が身体のどこかに残る様な気がします。だんだん歳を取ってくると、その様なものが身体の芯のあたりに のらのらと堆積してくる様に感じますが、往々にしてそれらはスッキリ解決出来ない様な「答えの存在しない問題」の様に思われます。あるいは、一度解決したら完全に無くなってしまう類の問題ではないというか…。積もり、重なり、強く自分を縛り、解決不能な問題とどう折り合いを着けるのか。どうやってやり過ごすのか。どう耐えるのか。そんな事を、去年末からずっと考えていました。この問い自体が「答えがない問題」だろうから自家撞着の感がありますが、答えの出ないプロセスに身を置く事で分かる事もあるでしょうし、結果、無駄な時間かも知れない。しかし、その「念(おもい)」を何とかしなくてはやっていけないという切実さは確かにある訳で、これについてもう2週間ほど原稿を描きながら自分の身体と問答して考えてみようと思います。答えがどうかと言うよりか、オロオロ困惑する時間をしっかり作る。これが今年の目標の様な気がします。
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【2021年12月30日 / 2章12話(後編)配信時コメント】
こんにちは 作者の鈴木と玉野です。 二章・第十二話(後編)はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? (鈴木) 明日、31日で連載が始まって丁度一年となります。何とかここまで続けてこれたのも、マンガワン編集部の皆様のご協力と、読者の皆様の温かい応援があったからだと深く感謝しております。本当に有難うございました!玉野くんもマジ感謝。 今年は自身の漫画の未熟さと視野の狭さ、技量の不足を痛感する一年でしたので、来年はもっと漫画を理解し、漫画に近づける様になりたいです。来年もどうぞ来迎國の応援を宜しくお願い致します! (玉野) 連載開始から丸一年、あっという間の時間でした。 ここまで続けてこられたのも読者の皆様の熱い応援、そしてマンガワン編集部の皆様のご協力があったからこそです。 この場をお借りして心より御礼申し上げます。 そして先輩の鈴木さんにも本当に感謝致します。 今年の培った経験と反省点は来年に活かし、これからも日々精進続けて参りますので、 来年も引き続きどうぞ来迎國の応援を宜しくお願い致します。 12月吉日    【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp 【Twitter】鈴木 @namekurosan01 玉野 @namekurosan02 


【2021年12月16日 / 2章12話(前編)配信時コメント】
こんにちは 作者の鈴木です。 二章・第十二話(前編)はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 牛乳缶の形をしたお菓子の空缶に100円玉を貯めているのですが、時々入用で缶から取り出すときには、よく不思議な感じを覚えます。財布に入っていたら「100円あるな」と思うのに、缶の中にあると「なんか銀色の丸いのがある」という具合に目に映るからです。財布に千円札が入っていると、やはり「千円あるな」と思いますが、SuicaなどにチャージするとSuicaが手元に残るだけで、「あの千円はどこいったんだろう?」と不思議になる時があります。たぶん、この感じの「差分」がお金の正体であり、きっとお金の幽霊なんでしょう。歳を取ってくるとだんだん、この「お金の幽霊」にグルグル振り回されたり、うっかり勘違いしたりすることが増えたように感じますが、そういう時はオロオロしながら「お金、チクショウ!」と独り言ちるのです。良い面も悪い面もひと言で表現しようとすると「チクショウ!」としか言えないので、「お金、チクショウ!」となる訳です。そんな具合にブツブツ言ってると、幽霊はいつの間にか視界の端ギリギリに遠ざかっているのですが、完全にいなくならない辺りがなかなかの曲者です。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp 【Twitter】 鈴木 @namekurosan01 玉野 @namekurosan02


【2021年12月2日 / 2章11話配信時コメント】
作者の玉野です。 二章・第十一話は面白かったでしょうか。 今話で「月刊ヌー」という架空のオカルト雑誌が出てきますが、私が小学生の時には「ノストラダムスの大予言」というトンデモ説が流行り、地球が滅亡するのではないかと本気でクラスメイトと話し合っていたことを思い出しました。 この説の元ネタは、1973年に発行された五島勉さんの著書「ノストラダムスの大予言」と言われています。当時、公害問題や東西冷戦、オイルショックなどの様々な問題が噴出しており、未来に対する不安が膨らんでいたところに、オカルトブームが相まって「地球滅亡」というトンデモ説が流行ったのではないかと言われています。 今振り返ればそういう背景だったのかとわかりますが、当時の自分は「地球滅亡」というワードに踊らされていて、ノストラダムスの大予言をかなり本気で恐れていたものです。 最近はあまり聞きませんけどね。 聞かないと言えば、ネッシーやツチノコの話を全く聞かなくなりましたが、果たしてヤツらはどこにいったのでしょうか・・・? 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp 【Twitter】 鈴木 @namekurosan01 玉野 @namekurosan02


【2021年11月18日 / 2章10話(後編)配信時コメント】
こんにちは 作者の鈴木です。 二章・第十話(後編)はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 最近「言葉」というものについて考えています。一般的に言葉は特定の意味と対になっていて、意味を順序立てて繋げていくことで文脈を生み、一つの複雑な意味(結論)を伝達します。この繋ぎ方が論理的でスムーズなほど結論は明確な輪郭を持ち、理解し易いものとなりますが、私の感覚では、時折これは酷く手荒で暴力的に感じることがあります。何故なら、ある結論を簡潔に提示するために書かれた言葉は、言葉どうしの因果関係が極めて明確に関連づけられており、そのために「言葉一つ一つに本来くっ付いている多様なイメージや、まとっている印象」というものが削ぎ落とされてしまっている感じがするからです。「言葉」はその意味だけでなく、関連する多様な記憶やイメージを読み手に想起します。それはとても個人的であると同時に、共通の象徴的意味も含んでいるため普遍的でもあります。言葉が論理的であることは、ある意味で、その言葉の周囲に付随する『ぼやけた輪郭部分』を切り捨てている様に感じるのです。 漫画の言葉は極力分かりやすい方が良いのですが、しかし『ぼやけた輪郭部分』を残したまま言葉をもっと自由にしてやれないものか、ネーム用紙を前にしてそんな事を考えていました。 あと、今話までが単行本2巻収録予定です。(←宣伝) 作者コメントなっが!! 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp 【Twitter】 鈴木 @namekurosan01 玉野 @namekurosan02


【2021年11月4日 / 2章10話(前編)配信時コメント】
作者の玉野です。 二章・第十話(前半)はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今回のお話で四ツ手のボス(クロ)の額に第三の眼が出てきましたが、この「第三の眼」と呼ばれるものに関してちょっと雑談をしたいと思います。 私がこよなく愛する国・インドにはヒンドゥー教という宗教があり、その中に破壊を司るシヴァ神という神様がいます。その神様にもクロと同様に第三の眼が額に存在しているのですが、シヴァ神の場合は瞑想中の開眼(悟り)によって開いたとされており、後天的に発生したものとなります。 逆に先天的なものですと、身近に存在するトカゲや魚類・両生類の額の一部でみられる「頭頂眼」と呼ばれるものが近しいのかもしれません。なかでもトカゲの頭頂眼では、はっきりとした目の形ではなく額に突起物があり、その機能は太陽の位置を測るためにあるとされています。 想像ですが、私たち人間の額にも何かを感じ取る機能(役割)が実はある(あった)のかもしれませんね。 ところで、個人的に疑問に残るのがなぜ昔の人はシヴァ神の額に眼を描いたのかが不思議でたまりません。もし知っていたら、是非コメント欄で教えて欲しいです。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年10月21日 / 2章9話配信時コメント】
こんにちは 作者の鈴木です。 二章・第九話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今話は平家物語に題材を取ったお話を考えましたが「古典のアイデアを現代劇に置き換える」という過程で、ふと思った点がありました。それは、モチーフ(道具や場所・状況)は時代によって変化するけれど、基本的な作用(心の動き)は案外変わらないのだな、ということです。平家物語は700年以上前に成立したと言われますが、そこで描かれた登場人物のものの感じ方・心の動きは十分今の私達にも当てはまる様に感じました。当然、物事の感じ方(意味付けのし方)は文化的な文脈やその時代固有の観念によって変化もするので、全部がツーカーという訳ではないですが、『人間の持つ本質的な認知作用』は時代が経ってもそんなに変わらないのではないか…、ということは、今描いてる漫画が700年後に発見されたとしても、未来の人(?)に理解してもらえる部分が多少はあるのではないか、そうだったら何と面白いことだろうか!…などと想像が膨らんだ、そんな原稿作業でした。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年10月7日 / 2章8話配信時コメント】
こんにちは。 作者の玉野です。 二章・第八話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今回はアクションシーンが沢山あり絵をカッコよく見せたかった事と、才が使う新たな武器が出てくるので、それが美しく見えるように精魂を込めて原稿を仕上げました。 また新キャラがの登場でテンションも上がり、いつにも増して時間を忘れて作業に没頭しました。 毎回の事ですが原稿が終わった後は、この原稿で読者の皆様が楽しんでくれたらこの上ない幸せだ、と思いながら夢の世界へ旅立っております。 なお、新たな武器に関するプチ情報が今回のちょい足しに載っていますので、宜しければそちらもご覧ください。 引き続き来迎國を楽しんで頂ければ幸いです! 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年9月23日 / 2章7話配信時コメント】
こんにちは 作者の鈴木です。 二章・第七話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 自分の身の回りに大事件が起こった時でも、あるいは有頂天になるほど嬉しいことがあった時でも、その自分の足元にはアリンコがとことこ歩いていたんだろうと思います。漫画のネームや原稿に没頭しているときも、時々の気分にどっぷり浸っているときも、きっと自分の足元にはアリンコがとことこ歩いていたんだろうと思います。もし仮にアリンコが泣いたり怒ったり、仲間と愉快に笑ったりする時があったとしたら、そのアリンコの頭上には自分がのしのしと歩いていたんだろうと思います。それぞれの現実はものすごく異なるのに、空間的には重なっていて、影響し合っているようないないような、繋がっているようないないような…だまし絵を見るような空想にオタオタした今日この頃でした。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年9月9日 / 2章6話配信時コメント】
こんにちは。 作者の玉野です。 二章第六話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今話では、才が仲間のサポートによって強烈な恐怖心を乗り越え敵に向かっていくシーンが描かれておりますが、私はそのネーム(漫画の設計図)を読んだ時ふと自分の過去を思い出しました。 私は学生時代、対人関係に勝手に体が震えてしまうほどの強い恐怖心を抱いていた時期があり、それでも多くの人に好かれようと無理に苦手な人たちとも接して、随分大変な思いをしていた時期がありました。 社会人になってからは人との接し方を自分なりに学習し、無理に関わろうとせず、また変に好かれようとせず、自分は自分、他人は他人と区分けするように考えてからは徐々に対人関係の恐怖心が薄らいでいき今ではあまり感じないようになりましたが、もっと早くに自分の性格に気付けていれば良かったのになぁ、とネームを読みつつ昔のことを思い起こした次第です。 話は変わりますが、今話で登場した才の新技「大御霊・御華面 / おみれい・みけめん」の設定解説が「ちょい足し」に載っておりますので興味のある方は是非ご覧ください! 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年7月29日 / 2章5話(後編)配信時コメント】
こんにちは 作者の鈴木です。 二章・第五話(後編)はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 「大人になる」とは一体何を指すのか。法律や慣習で規定された年齢とは本質的に関係ないのだろうとは思うのですが、私は未だにこの事がハッキリしません。 五話の原稿を描きながらボンヤリ思ったのは、「その時に自分の果たすべき責任を背負うという意味ではないのか」ということでした。それは「自分はこれこれの事(人・もの)と因果関係や貸し借りがあるからやるべきだ」という類ではなく、もっと自然と心の奥深くに湧き上がり静かに語りかけてくるもの、という印象です。大抵は辛かったり怖かったり、あるいは面倒くさくてあまり耳を傾けたくない様な、気付かないふりをしたくなる様なことが多いのではないかという気がします。 きっと、人それぞれの速度とタイミングで否応なく「大人にならざるを得ない時」が来るのだろうけども、或いはずっと大人にならずに一生を終えることも有るかもしれません。だけどそれを見て「あいつはズルい」とか「自分は得(楽)をした」とか損得で他人と比較することでは無いのだとも思いました。 「その時」がいつ自分に訪れるのか、あるいはもう既に過ぎ去ったのか、またいつか訪れるのか、そんなことにグルグルと考えを巡らせながら描いた原稿でした。 ※8月10日から13日まで、初の「来迎國原画展」を開催します! 詳細は追ってHPにて公表いたします。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年7月15日 / 2章5話(前編)配信時コメント】
こんにちは 作者の玉野です。 二章・第五話(前編)はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今話の原稿を作りながら、現実の世界が公威の言う様な世界であれば良いのにと願いつつも、いざ実際に外に出てみると、自分などは手を差し伸べるどころか、人見知りが激しいせいでオドオドしてしまい何も出来ません。 それでも、日々考え続け、今日はダメでも明日、明日がダメなら明後日と一歩ずつでも自分を鍛錬して少しでも人に優しく寄り添える人間になれたらと願っております。そしていつか社会そのものも、そんな雰囲気になったら素晴らしいだろうと妄想してしまいました。 次回の後編もどうぞご期待くださいませ。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年7月1日 / 2章4話配信時コメント】
こんにちは 作者の鈴木です。 二章・第四話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今話では連続した6ページのカットが出てきますが、これは『絵巻物』みたいな絵を作れないかとの着想から実験的に製作してみました。雑誌で原稿を発表する場合は物理的な制約から2Pの見開きが限界ですが、スマホやタブレットでの横スクロール形式であれば、比較的絵巻物風な印象の絵が創れるのではないか、むしろ1話全ページをそんな風にしたら、しっかりと『地獄』という印象を表現できるのではないかと考えましたが、それをやったら自分たちが作画地獄になって明らかに原稿落とすので、ストーリーパートも確保しつつの6ページ分、という事で落ち着いた次第です。 原稿を入稿したあとで、ふと「単行本の時これどーすんだ?」との疑問が浮かびましたが、すごく疲れていたので見なかったことにしてやり過ごしました。 この件で将来オロオロする日が確実に来るとしても、今はまぁ皆様に発表出来たので良しとしておきます。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年6月17日 / 2章3話配信時コメント】
こんにちは 作者の玉野です。 二章・第三話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 今話ですが、亜芽乃がようやく目を覚ましてくれて内心ホッとしております。というのも、この漫画はリアルを追求するあまり、そのまま本当に亡くなるのではないかとドキドキしていたからです。亡くなるかどうかは作者のさじ加減で変わることではと思われるかもしれませんが、キャラクターが自分たちの手から離れて自ら動き、そこからどう転じていくのかは私たちもわかりません。 その為、生還したときは心の底から「お帰り、あめのん」と叫ぶと同時にこれで【ちょい足しコーナー】での才君の妄想コーナーがまた描けるぞ!と舞い上がりました。 なぜなら私にとって、あのコーナーは貴重なオアシスだったのでとても嬉しく思っております。 やったね!才!! ※6/10(木)にコミックス一巻(紙の単行本、電子書籍)が発売されました。こうして無事に発売されたのも読者の皆様とマンガワン編集部の皆様のおかげです。今後とも来迎國をどうぞ宜しくお願い致します。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年6月10日 / 1巻コミックスPR配信時コメント】
作者の玉野&鈴木です。 コミックス一巻発売のPRをお読み下さり有難うございました! こうして無事にコミックスを世に出すことが出来ましたのも、全て読者の皆様の応援があってこそでして、この場を借りて日頃の感謝の気持ちをお伝えさせて頂きます。 いつも来迎國を読んでくださり、まじガチ感謝の極みここに極まれり×2でございます。 ホントもう、皆さま最高です! (訳:日頃から拙作を御愛読くださり、謹んで感謝申し上げます。今後とも変わらぬご贔屓の下に私どもに御指導・御鞭撻頂けますようお願い申し上げます。また、皆様の益々のご清祥とご多幸を願いつつ、重ねて御礼申し上げます。かしこ) 最後に、今回のPR原稿を作成して下さった担当編集者のNさんとPVを作成して下さったマンガワン編集部様に心より御礼申し上げます。 なお、なめくろ館にもコミックス紹介ページを新設し限定のプチ情報を公開いたしましたので、宜しければそちらもご覧ください。 【嘗玄館/なめくろかん】 https://namekuro.jp


【2021年6月3日 / 2章2話配信時コメント】
皆様こんにちは。 RAI-GO國彦・(ライゴーくにひこ)です。 二章・第二話はいかがでしたでしょうか? 作者両名が突然の腹痛でコメントが書けないとしらじらしい演技をしていますので、今回は私、RAI-GO・國彦が代理でコメントさせて頂きます。たぶん二度と出てこないようなネタキャラに代理をやらせるなんてとんだチキン野郎どもですね。 ハイ、それはともかく0話以降の作者コメントも含め「主役交代」を匂わせてきた思わせぶりな感じは全部今話のためのネタだったそうです。才君は良かったですね。心臓貫かれてた人はホントお疲れ様でした。「次回からは通常運行に戻ります」とのことです。作者たちはジョークのつもりでしたが、こんなネタに約1ヶ月もかけるなんてチキンのうえにお下劣でギャグのセンスが疑われますね。うんこブラザーズと言っても過言ではないでしょう。今話のちょい足しでは、恐縮ながら私、RAI-GO・國彦が本物のジョークと言うものを披露させて頂きましたので、こちらもご覧いただけますとうれぴー限りです。 それでは皆様ごきげんよう。さよなら。さよなら。さよなら。 【嘗玄館/なめくろかん】 https://namekuro.jp


【2021年5月20日 / 2章1話配信時コメント】
作者の鈴木です。 二章・第一話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 主要キャラクターが物語から退場してしまうという展開は、描く方も読む方も共に色々思うところがあるかと思いますが、特にその理由が何だったのかで感じ方が変わる様に思われます。物語の構成上の理由や、キャラクター固有の目的設定からという物語の内的な理由の他に、外部的な事情から主要キャラを退場させるというケースも考えられます。いずれにせよ、物語と言うのは実体としては空想の産物なのに、かといって何でも作者の思い通りにできるものでもない不思議な性質を持っているのかなぁ、などとあれこれ考えを巡らせておりました。考えてみれば当たり前のことではありますが、そういう「当たり前」ほど実際に自分の問題となったときに違った角度で見えてきて、ぐるぐる考えた末にまた「当たり前」の結論に着地する。そうしたらその「当たり前」の認識が前より少し変化しているように感じるのですが、これはアップグレードなのか一時の気の迷いなのか、良く分からなくなってまたオロオロするばかりです。 ※今回のちょい足しは「次話のネーム」で没にしたものの一部を掲載しました。こちらもご覧いただけますと幸いです。 【嘗玄館/なめくろかん】 https://namekuro.jp


【2021年5月6日 / 第0話配信時コメント】
作者の玉野・鈴木です。 長らく休載を頂きお待たせしてしまいましたが、次回より来迎國二章の連載が再開します。 それに先駆け、1本だけ「特別なエピソード」を描きました。それが今回の0話です。断片的で不明瞭な、たった6ページのお話ですが、二章の幕を開けるにあたり私たちはこれを描かざるを得ませんでした。それは、一章の「亡國・引き継がれし運命」という章題とも響き合います。 来迎國の物語がこれからどこへ向かうのか、その「不穏な肌触り」を感じて頂けたら幸いです。 ※今回のちょい足しは0話の内容を補足しています。 【嘗玄館/なめくろかん】 https://namekuro.jp


【2021年3月25日 / 第8話配信時コメント】
 作者の鈴木です。 第八話は私にとって極めて意味のある物語となりました。 と言うのも、ここまでが連載開始前に練り上げていたストーリーだったからです。多少の調整はありましたが、今話までの原稿はほぼ鈴木と玉野が当初思い描いた通りの内容で描き切ることができ、自分たちの目指す表現を曲げることなく世に出すことが出来たのです。 編集部から連載のオファーを頂いた時、どんな結果になったとしても「恐れず・曲げず・留まらず」自分たちが信じる表現を描き抜くのだと2人で約束してこの連載をスタートしました。そして今回、一章完結という区切りまで自分たち自身との約束を守り抜けたことは、一表現者としてとても大きな自信となり、また矜持となりました。今話の原稿を全て描き終えた時、机の前でしばし茫然と虚脱したときの何とも言えない穏やかな気持ちは、私の人生にとって深い意味のある瞬間だったと感じています。 こんな素晴らしい経験が出来たのも、新人に好き勝手に描かせてくれた編集部の寛容と、何より読者の皆様の温かい応援があったればこそです。 来迎國・第一章はこれで完結となりますが、ここまでご愛読くださり誠に有難うございました! 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年3月11日 / 第7話配信時コメント】
作者の玉野です。 第七話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 原作の鈴木さんから今話の内容を訊いた時、【浮橋 亜芽乃】が身を挺して見ず知らずの人を助ける姿に強く心を打たれました。 作者自身が言う事か?と思われるかもしれませんが、たとえ自分たちが生み出したキャラクターだとしても、純粋に自分の好きなキャラが活躍した時には誰かに一言、その時の沸き上がるような気持ちを伝えたくなってしまうものです。 今話で彼女が咄嗟にとった行動は本人にとって至極当然のものであり、亜芽乃の日頃の価値観や人生態度があの一瞬に結晶した『日常の蓄積の賜物』だと感じました。 そしてこの状況を自分に置き換えて空想し考えてみた時、今の自分にはそこまで凛凛しく踏み出す度量はないだろうから、せめてなるべく自分の手が届く範囲では、ゆっくりと躊躇しながらでも人に手を差し出せる勇気を持ちたい、というものでした。 少しでも優しく強い人間になりたい、今話の原稿を描きながらそんなことを考えておりました。 【嘗玄館/なめくろかん】 https://namekuro.jp


【2021年2月25日 / 第6話配信時コメント】
作者の鈴木です。 第六話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? UNSUNG HERO/アンサング・ヒーロー(=謳われざる英雄)という言葉があります。立派な行為や生き方をしていても世間に称揚されることのない人たちを指す言葉です。 5~6話にかけては多くの自衛隊員が勇敢に奮闘し、また無残に殉職していきます。彼らは所謂「モブ」という名も無い脇役ではありますが、この漫画におけるアンサング・ヒーローです。この先も来迎國には多種多様なアンサング・ヒーローが登場しますが、私としては「主人公たちの活躍を裏で支える謳われざる英雄」の存在を何とかコマとコマの隙間から立ち昇らせることができないか、そのための良い作劇方法はないか、それが今後の課題だなと思いながら今回の原稿に向かっていました。 はてさて、何かいい方法は思いつくものか、今日も机の前でオロオロするばかりです。 それはさておき、今話を総括すると「千駄ヶ谷に謝れ」の一言に尽きるでしょう。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.j


【2021年2月11日 / 第5話配信時コメント】
作者の玉野です。 第五話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 前回は休載してしまい申し訳ありませんでした。コメント欄にて皆様から多くの叱咤激励を頂き、とても励みとなりました。 皆様の残してくださるコメントに関しては基本的に全て目を通しておりますが、中には作者の方が膝を打つ様な炯眼の指摘や、思わず吹き出してしまう機知に富んだものなどが沢山あって、日々の楽しみとなっております。これらの素晴らしいコメントに私たちも一言コメントを返したいなと思いまして、ホームページ【なめくろ館】の中に、【面白かった読者コメントに作者が一言返すコーナー】を新設する事としましたので、興味のある方は是非ご覧くださいませ。 最後に今回のちょい足しですが、もうホント、何も言わないでもらえたら幸いです。 【嘗玄館/なめくろかん】 https://namekuro.jp


【2021年1月28日 / 休載おまけ配信時コメント】
作者の鈴木と玉野です。 今回は〆切日に原稿が間に合わず休載を頂くこととなってしまい、誠に申し訳ございませんでした。 次回の原稿は「旅立ち」のお話にあたり、ストーリーが大きく進む回となっておりますので、どうぞ引き続きご期待頂けましたら幸いです。 大変恐縮ですが、次回更新まで今しばらくお待ちくださいませ。


【2021年1月14日 / 第4話配信時コメント】
こんにちは。 原作の鈴木です。 第四話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 私は昔から「仕方ない」という言葉を大切にしています。 「仕方ない」と言うと、何かを諦めるという感じのネガティブな意味に受け取られますが、私は「他にどうにもしようが無い・やり方が無い」という意味で「仕方ない」という言葉を使います。 私たちは大体の場合において何かを決断するときに「仕方ない」存在です。 だいぶ時間が経って振り返れば、あの時にああもできた、こうもやれたと思い付きますが、その時・その経験値では他に仕方ない決断を迫られるのです。それが芳しく無い結果を生んだとしても、正にその時に、その人の考えつく、その人にできるやりようで最善を尽くすならば、それは「仕方ない」ように思えるのです。 なので私は、「仕方ない決断さえ出来ずにオロオロする」くらいならば、むしろ「仕方ない決断で芳しく無い結果を出してオロオロする」方を選び続けたい、そう思います。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2021年1月7日 / 第3話配信時コメント】
作者の玉野です。 第三話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 来迎國(らいごうのくに)では、ペンを使用せず鉛筆でアナログ作画をしています。 これは、鉛筆線独特の雑味や微妙な色の差をコントロールすることで表現の幅を広げ、変化に富んだ作品空間(あるいは空気感)を創るためです。また、WEB漫画ならではの自由度の高いカラー表現にも挑戦し、フルカラー漫画ともデザイン的カラー漫画とも異なる「物語演出とリンクしたカラー表現」を試みています。 毎回手探り状態での原稿製作ではありますが、より独自の表現に行き着くために、画材を含め通常のマンガ表現に捉われず、常に「物語」を優先して表現実験を積み重ねていけば、その先に【新しい読書体験】を生み出せるのではないか、そんなことを期待しています。 また、ちょい足しでは作品をより楽しんで頂けるよう、本編のちょっとしたネタバレ情報を掲載しています。勘の鋭い方はその情報から「来迎のナゾ」に気が付くかもしれませんので、本編と合わせて考察してみるのも楽しいかもしれませんね。 【嘗玄館 / なめくろかん】 https://namekuro.jp/


【2020年12月31日 / 第2話配信時コメント(1話と同時に先読み配信)】
こんにちは。 原作の鈴木です。 第二話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? この物語は「本当に大切なものを守る」お話です。それは保持する願望から始まり、喪失し、あえて手放すことで不意に得て、引き継がれることで生まれ変わる、そんな物語になることでしょう。現実の生活でも、守るという事はむしろ贈与するということです。このことについて、物語を積み重ねながら自分の認識を鍛錬して行けたらと思っています。 それは、今回の連載を通して私があなたにどんな贈与ができるのか、という問題でもあります。 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp


【2020年12月31日 / 第1話配信時コメント】
こんにちは。 作者の鈴木と玉野です。 第一話はあなたにとって面白い物語だったでしょうか? 私達は令和元年に「時代に必要とされる物語の創作」を目標に掲げ、嘗玄館(なめくろかん)という活動拠点を構築して創作活動に取り組んで参りました。 物語の社会的責任を果たし、かつ新しい表現を生み出すこと。これが嘗玄館の目指す創作指針です。 この度はマンガワン様にて作品発表の場を頂けましたので、「来迎國/らいごうのくに」という作品を通じて自分たちの表現を貫いていく所存です。 あなたにとって少しでも価値のある物語を生み出せるよう、鍛錬と閃きと、忍耐と生の実感を以って連載に挑みますので、どうぞご期待ください。 鈴木・玉野 【 嘗玄館 / なめくろかん 】 https://namekuro.jp